14日後場の東京株式市場では、先物主導で乱高下し、平均株価は前日比22円1銭安の1万5514円51銭と小幅ながら3日続落した。後場入り後に米最大の公的年金基金カルパース(カリフォルニア州職員退職年金基金)の株式保有比率縮小見通しや、「ヘッジファンドの銀行株カラ売りのうわさ」(米系証券)などが流れた。先物にまとまった売り物が断続的に出て、午後1時13分に1万5433円77銭(前日比102円75銭安)まで下押した。その後は、農林中央金庫が午後4時に資本増強を発表するとの情報が流れ、買い戻しに急浮上し、午後2時14分には1万5644円36銭(同107円84銭高)まで引き戻す場面があった。週末事情から、引けにかけては、手じまい売りに押されるなど方向感の定まらない展開となった。
市場では、「市場参加者が少なく、流動性がない。うわさや観測で慌てて投げたり踏んだりの動きで、マーケットは不安定」(中堅証券)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり544、値下がり1086。SQ(特別清算指数)値は1万5513円61銭。出来高は28億1540万株(うちSQ分は概算5億7000万株)。売買代金は3兆9484億円(同9400億円)。東京外国為替市場では、1ドル=112円台半ば(前日終値は111円52銭)で取引されている。
不動産業のDI悪化が目立ち、住友不、菱地所、三井不、東建物、ゴールドクレ、ジョイントなどが年初来安値を切り下げ、サンシティはストップ安。みずほ証がレーティング「4」に引き下げのパーク24が値下がり率トップとなり、ゼファー、藤和不、大京などの下げもきつく、東証の業種別株価指数で不動産は値下がり率トップ。米金融株安を受け、HSBC証がレーティング「アンダーウエート」、目標株価950円に引き下げの三菱UFJをはじめ、三井住友、みずほなどのメガバンク株も下押した。メリル日本証が投資判断「売り」に2段階引き下げのあいおい、同じく投資判断「中立」に引き下げの損保A44O8IOOCuOODo+ODkeODsyDjgrPjg6njg6A=">44K444Oj44OR44Ozや、T&DHD、ミレアHDなどの保険株も軟調。個別では、前場に一時ストップ安のドワンゴが停滞し、サニックス、東北ミサワ、JKHDなども安い。
半面、07年度の大企業全産業の設備投資計画が上方修正され、コマツ、オークマ、東芝機、ダイキン、ナブテスコなど機械株の一角に買いが継続した。武田薬、アステラス薬、エーザイ、大正薬、第一三共などの医薬品株も堅調。東エレク、エルピーダ、ニコンなど半導体関連株の一角もしっかり。個別では、シンキが値上がり率トップ。買収優先交渉権を持つアドバンテッジ・パートナーズがローンスターと買収価格1株30万円台後半で基本合意と報じられ、東京スターが堅調。遅延していた中間期決算、過年度決算訂正でアク抜け感が指摘されたIHI(監理ポスト)、TISと経営統合で基本合意したインテックHや、ユニプレス、イオンモール、タチエスなども高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:株式新聞社
フォトレポート:Flickrで見る米国議会図書館の所蔵写真
米国議会図書館が所蔵写真3000枚以上をFlickrで公開した。利用者によるタグ付けを期待する試みで、一部の写真は数十個のタグが一日で付くなど、出足は好調なようだ。興味深い10枚を紹介する。